ロートレックの作品、とても好きなんですよね。作品というか世界観がね。今月中に東京で展覧会があるようなので作品を鑑賞するのを楽しみにしています。
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックは19世紀末パリで活躍し、その独特な視点から都市生活や娼婦たちの日常を描いたことで知られるフランスの画家です。彼は特にダンスホール「ムーラン・ルージュ」のポスター制作などで名声を得ました。そして、日本では彼の多くの作品を見ることのできる場所として、「三菱一号館美術館」があります。本記事では、この二つについて詳しく掘り下げていきます。
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックとは?
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(1864-1901)はフランス南部出身の貴族階級出身でした。しかし幼少期に脚を骨折し、その後遺症から身長150センチほどまでしか成長しませんでした。この身体的ハンディキャップにもかかわらず、彼は芸術家として大成し、特にモンマルトル地区で活動しました。この地区は当時、新しい芸術運動や文化活動が盛んな場所でした。
ロートレックとモンマルトル
モンマルトル地区には多くの芸術家や作家たちが集まりました。特に「ムーラン・ルージュ」はその象徴とも言える場所でした。ロートレックはこのダンスホール用に数々のポスターを制作し、その大胆なデザインとユーモラスな表現によって瞬く間に人気作家となりました。「ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ」(1891年)はその代表作として広く知られています。
三菱一号館美術館とは?その歴史と魅力
三菱一号館は1894年にジョサイア・コンドルによって設計された洋風事務所建築です。この赤煉瓦造りの建物は1968年に老朽化によって解体されましたが、2009年に復元され、美術館として生まれ変わりました。その中でも注目すべき点は、この建物自体が19世紀末西洋文化との接点として重要な役割を果たしていることです。
再開館記念展「不在」について
2024年11月23日から再開される展覧会「不在」では、三菱一号館美術館所蔵品からアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックによるポスター32点や版画作品136点以上が展示されます。また、この展覧会では現代アーティストソフィ・カルとのコラボレーションも行われ、「存在」と「不在」というテーマについて深く掘り下げられています。
まとめ
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックは19世紀末パリという時代背景から多くの名作を生み出しました。その作品群を見ることのできる場所として、日本では三菱一号館美術館があります。この機会にぜひ足を運び、美しい赤煉瓦造りの建物とともに芸術作品をご堪能ください。
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